Planar100mmF2T*
 社会人になってから20年以上もお世話になってきた写真館の主人から、「使わなくなったので、いらないか。」と言われ、適価で譲っていただきました。



 ローライQBMには、このレンズはありません。しかし、使ってみたいレンズの上位に位置するレンズです。プラナー85mmも人気の高いレンズですが、人気を二分するレンズのようです。
 手に取ってみるとずしりと重いレンズです。最近のデジカメ用のレンズとは大違いです。ヘリコイドの粘りも、くぅーとくる官能的な重さです。要するに昔の高級なレンズでは当たり前の、操作性を備えているということです。



 マクロ撮影ができるわけではありませんが、最短撮影をしてみました。日陰に咲く花なので、開放近くで撮影できました。バックのボケ方はたいへん好ましく、溶けるようにボケていきます。そして、発色が見事です。流石ツァイスの新しい設計のレンズ(もう古いか)だけあると思います。Contax167MTで撮影。(’10.05)



 朝日が差してきて、コントラストが高くなってきました。テッセンの花がたくさん咲いている部分を花びらが重なるようにして、撮ってみました。明るさの違いで、花びらのグラデーションが美しく表現できました。手前の花びらは暗いですがシャープに奥の花びらは明るく柔らかく描写できました。もう少し出番が多くなっても良さそうなものですが、大きくて重い単焦点レンズは、車で移動の撮影でしか使用しなくなりました。三脚を併用する機会が多い所為なのでしょう。α7Sで撮影。絞り開放。(’22.05)



                                 目次へ戻る

inserted by FC2 system