NIKKOR-P・C 10.5cmF2.5
 ずっしりと重いレンズです。8.5cmF1.5、F2と共通のブラックボディが精悍です。ニコンのレンズらしい力強い描写をします。





 105mmという焦点距離は、使いにくいですが135mmだと距離計の精度の問題もあって90mmよりもう少し長ければなあという時に重宝します。純正のフードは8.5cmF1.5のようなケラレを防ぐ窓は付いていません。
 作例は、布橋灌頂会での1コマです。かなり望遠効果が出ています。小さい写真なのでわかりませんが、もう少し大きい画像では一人一人の顔がわかります。LeicaM2で撮影。(’06.09)



 湖面をバックに撮影してみました。離れたところを撮影するには、@近くまで移動する。A望遠レンズで撮影する。ぐらいしか思いつきませんが、@が不可能な場合がよくあります。その場合は、Aしか方法がないと思いますが、レンジファインダーのレンズは中望遠が限界です。自ずと、構図が限られてきます。LeicaM3で撮影。(’09.04)



 庭の中に自生している小さな花を撮ってみました。名前はわかりませんが、接写してみると綺麗な花でした。このレンズは絞り開放から実にシャ^プな像を結びます。その分柔らかさが無いので、花の写真でも被写体を選びそうです。被写体として得意なのは、金属やガラスといったエッジが効いた建築物や構造物と思われます。α7Sで撮影。(’21.05)



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