Anastigmat2inch F2
 イギリスのテーラホブソンのレンズです。リードのボディに着いてきました。しっかりした造りで、惚れ惚れします。



 鏡胴にパテントナンバーが記入されています。イギリスの誇りのようなものを感じます。



 映画「剱岳 点の記」の撮影場所で、スナップしてきました。明日が撮影という日に撮ってきました。大工さんやら、小道具関係の人でセットを一生懸命こしらえておられました。
 描写はたいへんすばらしいの一言です。日陰とは言うものの、コントラストが高すぎるわけでなく、発色もニュートラルでバックとの明暗差も自然です。まさに見たとおり写っています。ボケの形も素直です。



 逆光だったので、くすんで見えます。同じく「点の記」の撮影場所です。勿論この駅は、富山駅ではありません。撮影当日のみの駅名票です。LeicaM3で撮影。(’07.09)





 標準レンズがたくさん手元にあるので、使用する順番がなかなか回ってきません。これといった特徴もないと思っていましたが、スピードパンクロを使っているうちに、このレンズのことが気になってきました。何しろライカLマウントですから、入手した時は、高価だった記憶があります。1枚目の近接撮影はヘリコイド付きのマウントアダプターで最短距離よりも近寄って撮影しています。絞りは開放ですが、ピントの合ったところはとてもシャープです。発色は柔らかく、線の細い描写です。無限遠はどうでしょうか。近接同様、柔らかい発色と線の細い描写になりました。戦時下、ドイツからカメラ・レンズの供給を受けれなくなったためのReid製造なのかもしれませんが、繊細な描写には驚かされます。α7Sで撮影。(’21.05)



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