ZUNOW 5cm F1.1
 高価なレンズですが、Lマウントに続きニコンSマウントも入手しました。



 コンタックスRFやニコンRFマウントのレンズも生産されました。このレンズは、マウント側に”N”や”C”のマークがないため、どちらのマウントかわからないのですが、購入した時ニコンSマウントとなっていたので、ニコンSマウントということにしています。



 このレンズは、フードやフィルターを購入するのに、余計な体力を必要とします。いざ、レンズを手に入れても、レンズ表面に傷を付けたくないので、保護フィルターを装着しようと思うと、口径54.5mmというなかなか入手できないサイズに戸惑われるのではないでしょうか。私が入手したLマウントレンズには、55mmフィルターが装着できるアダプターが付いていました。ニコンSマウントレンズには、汎用フィルターが使用できるフードが付いていました。
 2本のレンズを手に入れている間に、54.5mmサイズのフィルターを見つけ、2枚確保しました。フードは、上記フードの他、ニコン5cmF1.1用(サードパーティ)やヘキサノンM50mmF1.2用、キャノン50mmF1.2用などいろいろ使用しています。



 今年も薬草植物指導センターへ行って来ました。時期的には、シャクヤクの花はまだ咲いていませんでしたが、ぼたんの花が咲いていたので撮影できました。開放絞りでの撮影です。その割には、しっかりした描写です。通称ピンポン玉と呼ばれる初期型ではなく、改良型のレンズは収差を程好く残した設計が、ソフトフォーカスのような描写を楽しむには良いのかもしれません。NEX-7で撮影。(’12.05)



 永年勤めた会社を退職しまして、送別の花束を頂戴いたしました。家に帰って、花瓶に入れて、翌日撮影しました。開放絞りでも撮影しましたが、作例は絞りf2です。コントラストが高くなり、先鋭度も飛躍的に向上します。折角のF1.1のレンズなのにと思われるかもしれませんが、ズノーの改良型レンズは、このシャープさと絞り開放までの描写をうまく使い熟さなければいけないレンズだと思っています。形を残してボケていく何気ない描写が、一番難しい撮影結果と思っています。α7Sで撮影。(’20.04)



 紅い花を付けるアジサイを撮りました。このレンズは大変赤がきれいに出るレンズなので、意識して赤を探しています。
絞り開放にすれば撮りたいところだけ浮き上がり、いらないところはぼかすことができます。絞ると一気にシャープな描写を見せるこのレンズは高価なのが良くわかります。入手した時既にかなり高価ではありましたが、無理してでも手に入れて良かったと思っています。α7Sで撮影。絞り開放。(’23.06)



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