BOYER SAPHIR75mmF3.5 VS Angenieux75mmF3.5Type-Z3
 フランス製のレンズ比較です。



 描写の違いと云うよりは、むしろ共通点がないか比較してみました。



(写真1)ボイヤー SAPHIR75mmF3.5 絞り開放


(写真2)ボイヤー SAPHIR75mmF3.5 絞りf5.6

(写真3)アンジェニュー75mmF3.5 Type-Z3 絞り開放

【撮影結果】

 最短撮影距離付近での撮影結果は絞り開放、f5.6どちらもコントラスト、解像力については同等のように見えます。絞りを一絞り半絞った描写は絞り込んだ効果があまり出てませんでした。f8ぐらいの比較が必要でした。



(写真4)アンジェニュー75mmF3.5 Type-Z3 絞りf5.6
追加 BOYER TOPAZ75mmF3.5 VS Angenieux75mmF3.5Type-X1

 レンズ構成が廉価版のレンズ2本も追加しました。




(写真5)ボイヤー TOPAZ75mmF3.5 絞り開放


(写真6)ボイヤー TOPAZ75mmF3.5 絞りf5.6

(写真7)アンジェニュー75mmF3.5 Type-X1 絞り開放

【撮影結果】
 トパーズはレンズがすっきりと曇りがなかったので、クリアーな描写ですが、タイプX1はレンズの曇りが酷く比較になりません。両レンズとも絞り開放(f3.5)とf5.6の違いがあまり出ませんでした。



(写真8)アンジェニュー75mmF3.5 Type-X1 絞りf5.6
【作例】



 アンジェニューType-Z3の作例です。絞りはf5.6です。最短撮影距離よりヘリコイド付きマウントアダプターを使用して寄っています。ピントはピンク色の花に合わせています。発色は鮮やかです。渦を巻くようなボケ方もしていません。フランス製のレンズらしさを求めるのであれば、絞りは開放付近が良いように思われます。



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