CanonFD55mmF1.2 S.S.C ASPHERICAL VS Hexanon57mmF1.2 VS MC ROKKOR-PG58mmF1.2
 一眼レフ初期の標準レンズはフランジバックとの関係で、焦点距離が50mmより若干長くなっています。各メーカーの代表的レンズとも言える大口径標準レンズの比較をしてみます。



 写真向かって左から
@CanonFD55mmF1.2 S.S.C ASPHERICAL
 ノクトニッコールが高価なため、非球面レンズの標準レンズとして、入手しました。ずしりと重いレンズです。
AHexanon57mmF1.2
 レンジファインダー用の60mmF1.2を手放したので、代わりに入手しました。黄変しているレンズはアトムレンズのようですが、このレンズは黄変していませんので、アトムレンズではないと思います。
BMC ROKKOR-PG58mmF1.2
 他の大口径標準レンズと比べると、廉価で入手できます。しかし、発色の良さはロッコールに共通したものだと思います。

   

@CanonFD55mmF1.2 S.S.C ASPHERICAL(絞り開放)


@CanonFD55mmF1.2 S.S.C ASPHERICAL(絞り開放)


@CanonFD55mmF1.2 S.S.C ASPHERICAL(絞りf2.8)


 @CanonFD55mmF1.2 S.S.C ASPHERICAL(絞りf2.8)


@CanonFD55mmF1.2 S.S.C ASPHERICAL(絞りf5.6)


@CanonFD55mmF1.2 S.S.C ASPHERICAL(絞りf5.6)


AHexanon57mmF1.2(絞り開放)


AHexanon57mmF1.2(絞り開放)


AHexanon57mmF1.2(絞りf2.8)


AHexanon57mmF1.2(絞りf2.8)


AHexanon57mmF1.2(絞りf5.6)


AHexanon57mmF1.2(絞りf5.6)


BMC ROKKOR-PG58mmF1.2(絞り開放)


BMC ROKKOR-PG58mmF1.2(絞り開放)


BMC ROKKOR-PG58mmF1.2(絞りf2.8)


BMC ROKKOR-PG58mmF1.2(絞りf2.8)


BMC ROKKOR-PG58mmF1.2(絞りf5.6)


BMC ROKKOR-PG58mmF1.2(絞りf5.6)

【撮影結果】
 3本とも絞り開放ではバックが暗く沈みました。周辺光量が不足したものと思われます。同じく絞りf2.8では、かなり画質の向上が見られます。普段使いでは、f2.8まで絞れば満足いく画質が得られそうです。個別にレンズを見ていくと、ヘキサノンはややイエローに偏りが見られます。ロッコールはシアンに偏りが見られます。また、絞り開放で白い花が滲むようにボケています。キャノンは非球面レンズを採用しているだけあって解像力は3本の中では1番良かったように思います。発色も1番自然な感じがしました。

【作例】



 ヘキサノンの作例です。絞りは開放です。日中の撮影ではなかなか絞り開放は難しいのですが、日陰になっている場所を選んで、逆光での撮影です。点光源はバブルボケになっています。夜景に使えそうです。



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