NIKKOR-O2.1cmF4 VS YASHINON-DX21mmF3.3 VS W-ROKKOR21mmF4
 非レトロフォーカスレンズの比較です。広角レンズの比較用に利用している壁面は、解像力、歪曲収差を同時に比較できる良い場所です。



 向かって左からニッコール、ヤシノン、ロッコールです。3本のレンズは全て、一眼レフでミラーアップして使用するレンズですが、ミラーレスのお陰で、マウントアダプター経由で簡単に撮影することができます。
 ヤシノンは開放F値が少しだけ明るいだけあって、前玉の大きさが他の2本より大きいです。条件を統一するため、ライカMマウントアダプターまで装着済みです。メーカーによって後玉の大きさに違いがあります。比較写真ですが条件を合わせるため、絞りはf4とf8での比較です。 





 

(写真1)ニッコール2.1cmF4 絞り開放


  (写真2)ニッコール2.1cmF4 絞りf8


(写真3)ヤシノンDX21mmF3.3 絞りf4

(写真4)ヤシノンDX21mmF3.3 絞りf8


(写真5)W・ロッコール21mmF4 絞り開放


(写真6)W・ロッコール21mmF4 絞りf8

【撮影結果】
 ロッコールは他の2本のレンズより写角が少し狭いようです。絞りf4から使えそうなのはこれまたロッコールのようです。ヤシノンは他の2本より周辺の流れが大きいです。

【作例】



 作例はヤシノンです。見晴らしの良い場所で撮影しようとしましたら、踏切の音が遠くから聞こえてきましたので慌てて線路の見える場所まで駆け付け、なんとか撮影できました。在来線の特急「しらゆき号」でした。α7Sで撮影。




 過去の写真を見返していてロッコールで都会の写真を撮っていないことに気が付きました。ロッコールは色がきれいに出るので都会のコンクリートやアスファルトといった鈍い色に向いていないと判断したからなのでしょうか。しかし、直線的な被写体は都会の方が出会い易いので、今回はロッコールで都会の写真にチャレンジしてみました。α7Sで撮影。



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