STEINAR50mmF3.5 VS Elmar50mmF3.5 VS NIKKOR-Q・C5cmF3.5 VS FLOR50mmF3.5 VS
ELIONAR5cmF3.5 VS Zuiko C5cmF3.5 VS APOQUALIA50mmF3.5 VS ESSEGI50mmF3.5
 RFマウント50mmF3.5のレンズ8本を比較してみました。


@STEINAR50mmF3.5(絞りf3.5)


AElmar50mmF3.5(絞りf3.5)


BNIKKOR-Q・C5cmF3.5(絞りf3.5)


CFLOR50mmF3.5(絞りf3.5)


DELIONAR5cmF3.5(絞りf3.5)


EZuiko C5cmF3.5(絞りf3.5)


FAPOQUALIA50mmF3.5(絞りf3.5)


GESSEGI50mmF3.5(絞りf3.5)


【撮影結果】
 それでは、レンズ毎に描写を見ていきましょう。
@ステイナー クリスタルの標準レンズですが、レンズ単体で入手いたしました。特にコントラストが高いわけでもなく、解像力が高いわけでもない中庸のレンズです。
Aエルマー M型ライカの標準レンズです。Lマウントではなく、Mマウントを選択しました。絞りの設定がしやすく見た目も美しいからです。描写はコントラスト、解像力ともに大変すばらしい仕上がりです。オールドレンズとは思えません。
Bニッコール キャノンJマウントのレンズです。作例では、ニコンらしい力強い描写にはなっていませんでした。
Cフロール 8本の中では1番コントラスト、解像力が低かったです。建築物よりは人物や植物の撮影が適しているように思われます。
Dエリオナー ゾンネの標準レンズです。ボディと一緒に入手しました。ボディは独自の裏蓋開閉式を採用しており、フィルム装填がし易くなっています。レンズも発色が良く、見た目のすっきり感が気持ち良いです。
Eズイコー フロールに次いでコントラスト、解像力が低かったレンズです。試作品のためか内部の反射防止対策もされていないのでパーマセルテープで簡易的に内部反射対策しましたが、描写性能は低いままでした。市販化されることもなく終わっていったようですが、引き伸ばし機用のレンズを転用したものだったのでしょうか。
Fアポクオリア 最新の設計レンズだけあって今回の比較8本中、コントラスト、解像力共に最高でした。絞り開放から破綻のない描写をしてくれます。
Gエッセージ ヤヌアの標準レンズです。高価でしたが、ボディと一緒に入手しました。今回の8本中2番目に描写が良かったレンズと思われます。残念なのは、マウントがライカLマウントではなく、オリジナルマウントでマウントアダプターがないことです。フランジバックもLマウントより短いので、ヘリコイド付きのMマウントアダプターにしっかりとテープで留めて撮影しました。

【作例】



 作例はニッコールです。このレンズは大阪駅前にある有名な中古カメラ専門店で購入しました。
その日のうちに試写をしました。ニッコールらしいシャープさはありませんが、製造年を考えるとこのくらいで十分満足です。クラシックレンズはそのレンズ特融の味を楽しむことができるので、もっといろいろなレンズを使っていきたいです。



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