NIKKOR-Q 135mm F4 VS E-Prominar135mmF4.5 VS Soligor Miranda 135mm F3.5 VS S-Planar 135mm F5.6
 ベローズを使用する4本のレンズを比較します。



 左からニッコール、Eプロミナーです。
 比較用の被写体は、ベローズの本領が発揮できるように小さな鉄道模型にしました。



 4本のレンズを全く同じ条件で撮影しようとしましたが、三脚ネジ穴の位置が違っていたので、少しだけ位置がずれています。比較用の写真は、ピクセル等倍の一部で特急『白山号』のヘッドマークにピントを合わせ解像力や前ボケを見てみました。全てα7sで撮影しています。

 



 

 左からソリゴール、Sプラナーです。

Nikkor-Q135mmF4(絞りf4)

 
 
Nikkor-Q135mmF4(絞りf8)

 

E-Prominar135mmF4.5(絞りf4.5)

 
 
E-Prominar135mmF4.5(絞りf8)

 

Soligor Miranda 135mm F3.5(絞りf3.5)

   
Soligor Miranda 135mm F3.5(絞りf8)


S-Planar 135mm F5.6(絞りf5.6)

 
S-Planar 135mm F5.6(絞りf8)

【撮影結果】
 4本のレンズを比較すると、外観は相当違います。ニッコールは後玉が大きく飛び出しており、専用の中間リングが必要です。ソリゴールのレンズはM44と特殊なマウントですが、マウントアダプターがM42なので所有するベローズでも撮影できますが、M44の中間リングがあったのでそれを使いました。Sプラナーはバリアブルエクステンションチューブと中間リングを併用しています。
 描写については、絞り開放ではSプラナーが一絞り暗いだけあって、シャープさは1番良かったです。前ボケはニッコールとミランダの2本はEF63の窓枠のボケ方が大きいです。
 絞りf8では、4本のレンズ全て、ヘッドマークのローマ字がすっきりしてきました。発色も鮮やかになっています。
 撮影している時の感想としては、Sプラナー以外の3本のレンズはプリセット絞りで絞り込みを忘れることがあり、Sプラナーも絞り込みボタンを押さないと開放絞りのままになってしまいます。ベローズは撮影距離に柔軟に対応できますが、手持ち撮影はほとんど不可能です。中間リングとヘリコイドアダプターの併用がベストです。



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