F-Distagon16mmF2.8 VS UW ROKKOR-PG18mmF9.5
 若干性格が異なる魚眼レンズを比較してみます。2本とも対角線魚眼レンズです。



 写真向かって左からF-Distagon16mmF2.8、UW ROKKOR-PG18mmF9.5です。
@F-Distagon16mmF2.8
 1枚目のレンズが出っ張っているので、レンズ表面にフィルターを装着できません。4種類のフィルターを内蔵しています。
AUW ROKKOR-PG18mmF9.5
 こちらもレンズ表面が出っ張っているのでフィルターを装着できませんが、フィルターは内蔵式ではなくて、最後群レンズにねじ込み式フィルターを装着できるようになっています。ピントリングはありません。

 

(写真1)F-Distagon16mmF2.8 絞り開放

 
(写真2)F-Distagon16mmF2.8 絞りf11


(写真3)UW ROKKOR-PG18mmF9.5 絞り開放

 

(写真4)UW ROKKOR-PG18mmF9.5 絞りf11

【撮影結果】
 それぞれの比較写真は、縮小しているので微妙な違いは伝わらないと思います。等倍の写真を見ての感想は、Fディスタゴンの開放は周辺光量が若干少なくf11で改善しています。
 UWロッコールは絞り開放とf11では、2/3絞りぐらいの違いしかないのですが、f11ではぐっと引き締まった描写に変わりました。
 全体の感想としては、開放絞りf2.8を使えるFディスタゴンのアドバンテージが高そうです。

【作例】


(写真5)

 写真5はFディスタゴンの作例です。駅舎で三脚の設定をしていたら、電車の到着を知らせるアナウンスが入ったので慌ててカメラを持って撮影しました。電車は被写体ブレしていますが、手振れはしていません。動く被写体をバックをブラさないで手持ち撮影するには、超広角レンズが良いように思います。



(写真6)

 写真6はUWロッコールの作例です。ちょうど駅舎の屋根の上に太陽があったので、隠れる位置まで寄って撮影しました。駅舎内を撮った作例では魚眼レンズの誇張が少なかったのですが、駅舎の写真はかなり誇張されています。上窄まりの広角レンズと樽型に写る魚眼レンズと好みが分かれるところです。



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