Angenieux 50mm F1.8 Type-S1
 ノンコーティングのType-S1(レンズにはType-Sと記入されています)です。デザインの新しいコーティングレンズのType-S1と比べると、解像力・コントラスト共に劣っています。しかし、その軟らかさがアンジェニュー独特の描写なのかもしれません。ライカのズミクロン50mmと比べると大変軽いレンズですが、作りはしっかりとしていると思います。



 マウント付近が、コーティングレンズのType-S1と比べると、豪華さがないように思えますが、レンズの描写に合っているのかも知れません。



 開放絞りに拘って撮影しました。撮影当日はこのレンズの他にType-X1も持参しました。前ボケは素直なボケ方ですが、後ボケは形が崩れ、何が写っているのかわからないボケです。使い方次第かもしれませんが、この写真には合っていないようです。α7Sで撮影。(’16.06)





 カメラの露出は適正露光でしたが、若干露出オーバーなのか、ライトな感じに仕上がりました。絞りは開放です。後ろボケは渦を巻くように、ボケています。同じ日に、同じ場所で別のレンズでも撮影しましたので見比べてください。α7Sで撮影。(’20.06)





 レンズ単体の最短撮影距離及びヘリコイド付きマウントアダプター併用での近接撮影をしました。絞りは開放です。雨降りの天気ですが、止んだところでさっと撮影を済ませました。2コマ共アンジェニューらしい少し靄っとした描写になりました。ピントの合った箇所はシャープですが、滲みながらボケていきます。花を撮るなら、ヘリコイド付きマウントアダプターの重要性が増します。ミラーレスデジカメが無かった頃は想像もできない写真が撮れるようになりました(レクタフレックスやアルパのような一眼レフでの撮影は可能ですが)。α7Sで撮影。(’21.05)



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